デザイナーコラム ~アクセサリーのある心地良い生活~

“アクセサリーのある心地良い生活”

男女問わず、ちょっと前までファッションにおいてノームコアというスタイルが流行っていましたよね?
“シンプルであること”が好まれ、現に自分も比較的このスタイルを今でも取り入れています。

ノームコアというとシンプルなスタイルは、アクセサリーをあまり着けないといったコーディネートが多いのですが、そんなスタイルも今は落ち着き、ストリートには正反対な“スポンテニアス”なスタイルが多くなりました。

“個性”というものがファッションとして投影されるこのスタイルをうまいこと表現するには“どんな生活をおくるか?”が重要なポイントだと思います。

『日常をどう過ごし、休日は何を体験するか?』

ここが充実することで、ファッションは“楽しみ”に変化していきます。

これは今も昔も実は変わっておらず、改めて自分のライフスタイルを見直すことができる良いきっかけなのではないかと。
そういった現状を踏まえ、ライオンハートでは様々なコレクションに落とし込んで企画しています。

心地のよさ

アクセサリーを普段着け慣れていない人にとっては、どこかしらに装飾品が身につくことはストレスになると思います。

アクセサリーにおける心地よさとは何なのか?日ごろからそんなことを考えていると次のような疑問にぶち当たります。

『そもそもアクセって必要?』

これに対して、私は“YES”です。ライフスタイルを充実させるための“個性”を出すには、私はアクセサリーがベストだと思っています。

洋服やバッグなどはある程度決まったトレンド感があり、他人と差別化することはなかなか厳しいと思います。

そうなると他人と似たコーデと差別化するにはアクセサリーがベストだと!

オシャレな人ほどアクセサリーを着けていませんか?
うまく自分を表現している人ほど大胆に、また私では思いつかないようなスタイリングで洋服と合わせていたりしています。

このように洋服では差別化しづらい個性をアクセサリーで表現することができます。

『何を着けたらいいのかわからない』

アクセサリーについてピックアップされた特集がなかなかないことがこのような疑問に繋がっているかと思います。

コロナの影響もあり、オンラインでの買い物が加速していくなかで、調べるとなるとファッション系ショッピングサイトのコーディネートランキングになってしまい、結局洋服と同じく無個性に繋がりがちなのもよくある話です。

そういったなか個性を出しつつ、なおかつ着けていてストレスになりにくい“着け心地のよさ”を考えたアクセサリーを考えるのが私の役割でして、新しいところでいうと今回8月にリリースしたLUCKも、こういった今のトレンド感を投影しており、プラスαで今の状勢を踏まえ、部屋でリラックスしている時でも着けていられるような仕上がりにしています。


着けていることを主張しつつも、さほど重くもないリングやブレスレット。

ポイントは『肌にあたる部分の角を丸くすること』

ブレスレット自体は丸く、リングは他の指が触れる外側や、着ける指が触れる内側までも角を落としています。

 

LUCKに限らず、私が作るようになってからほぼすべてのリングの内側には“内甲丸”という角を丸めた加工を施しており、着用感を例えるなら『ワインのボトルとコルクのように“ギュっ”とハマるあの心地よい感覚』に似ています。

こういったことで着用感は大きく変化し、圧迫感もかなり軽減されるんです。

この感じはネットの情報だけではなかなか伝わりにくいのですが、ポチっとして手元に届いた際には『おーこれかー☆』と感じていたけるかと思います。

ちなみに、日頃から着け慣れている私の普段のアクセサリーコーディネートのポイントは『ボリューム感』です。


特に洋服に合わせてアクセサリーを変えるわけでもなく、自分には“自分の服装に合うアクセサリーコーデ”が出来上がっており、普段の買い物もアクセサリーのイメージを込みで考えています。


私の普段着けているアクセサリーです。

(左手)ブレスレットはLUCKの初代Link BraceletにSSSのCHAMPION RING
(右手)親指にはfor Giftのtether ring
薬指にenbi-halfchain ring
(ネックレス)Pyramid chain necklace

今回着ているのはGirls Don’t CryのカットソーにDickiesのハーフパンツ(どこだったかコラボのです)、足元はハンパ丈のラインソックスにBALENCIAGAのTRACKで80’sスケーター風スタイルに。

手元にインパクトを持ってくることを第一に、左手は徹底的にボリュームがあるものを持ってきます。ただししつこくならないように“リングは中指に1個だけ”にし、負けないボリュームのブレスレットで合わせました。

右手は逆に“キレイ目”にしようと、チェーンタイプのリングを持ってきます。ポイントは親指に着けること。サムリングと呼ばれ“権力の象徴”とか“仕事運を上げる”などと言われています。ただし個人的には意味合いより“ビジュアル的な違和感”を意識的に付けるために親指に着けています。

ネックレスについては最近定番化した“チェーンだけ”のスタイルですが、ポイントは素材がゴールド(K10YG)であることと、オリジナルのデザインチェーンであるということです。

あっさりしがちなチェーンネックレスを簡単に言うと『手抜きせず』に『ちゃんとする』です。首元だけゴールドカラーを持ってくるとちょっとした“違和感”を覚えます。

親指のリング同様“ちょっとした違和感”というのがマイブームで、このスタイルにだいぶハマっています。

 

このように難しく思われがちなアクセサリーコーディネートも結局は“楽しむこと”に“チョットしたルール”を自分で決めればOKなのだと思っています。

そのための“着け心地のよさ”をライオンハートでは取り入れています。

 

 

 

撮影・文:川瀬 巨真(LION HEARTデザイナー)