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何故、変色は起こる?
まず何故アクセサリーは変色するのでしょうか?
素材がシルバーの場合、皮脂や汗などが酸化し硫化という現象で表面が黒っぽくなったり、くすんだりします。
これは錆びではなくお手入れをすれば綺麗に元の輝きを取り戻すことができます!
素材がK10やK18等の場合、変色しずらい素材なのでシルバーと比較すると変色は起こりづらいですが、黒くなることもあります。これはアクセサリーを固めるために混ぜてある他の金属が皮脂や汗で硫化しているためです。
こちらもクリーニングをすれば元の輝きに戻ります!
素材がメッキ+真鍮の場合、真鍮の上からメッキコーティングが剥がれ落ち中身の真鍮の色が見え変色しているように見えます。さらにメッキが剥がれ落ちた真鍮は空気に触れることで酸化し黒くなり、『緑青』という緑色の錆が出来てしまうことが多いです。
クリーニングで錆を落とし真鍮本来の色味にすることは可能ですが、剥がれたメッキまで元通りにすることは専門の業者などに頼まないと難しいので注意が必要です!
シルバーアクセサリークリーニング方法
シルバークロス&研磨剤入りクリーム
メッキ加工以外オールマイティに使用できるシルバークロスと研磨剤入りクリームを使用したクリーニング方法をまずご紹介します。メッキ加工に使用するとメッキが取れてしまう可能性がある為、シルバークロスではなくメガネ拭き等の柔らかいクロスをメッキ加工には使用してください!
用意するもの
・シルバークロス2枚
・研磨剤入りクリーム
※シルバークロスはクリームを付ける用、付けない用で2枚用意してください。
どちらもオンラインやホームセンター等で1000円以内で購入できます。
クリーニング方法
①2枚用意した内1枚のシルバークロスに研磨剤入りクリームを付けてクロス全体に広げます。
②クリームが付いたクロスで変色したアクセサリーを磨いていきます。
ネックレスやブレスレットなどチェーンアクセサリーを磨く場合、引っ張りながら磨くと切れてしまう恐れがある為、要らないタオル等に置き、上から擦るように磨きます。
③最後の仕上げとしてクリームの付いていないシルバークロスで表面を磨き、艶感が出たらクリーニング終了です。この際もチェーンアクセサリーを磨く場合は上から擦るようにして磨きましょう。
シルバークリーナー(液体)
続いてシルバーの色味を黒っぽく加工したいぶしが入っていないアクセサリーや人工石(キュービックジルコニア等)が使われたアクセサリーに使用できるクリーニング方法です。いぶしが入っているものに使ってしまうといぶしが取れてしまい、再度入れることが難しくなるため、他のクリーニング方法で行ってください。
用意するもの
・シルバークリーナー(液体)
・シルバークロス
・水
クリーニング方法
①シルバークリーナーにアクセサリーを入れます。
②アクセサリーが傷つかない程度に容器を揺すり液を泡立たせ、汚れが酷い場合は少し置きます。
③液から取り出し水につける、又は水で洗い流します。
④水分をふき取った後シルバークリーナーで軽く磨いてクリーニング終了です。
超音波機械
石付き、メッキ加工以外のアクセサリーに使用できる超音波機械でのクリーニング方法です。石付きアクセサリーは振動で石が取れてしまう場合があり、メッキ加工もメッキが剝がれてしまう恐れがある為使わないようにしましょう。
用意するもの
・シルバークロス
・超音波機械
・水
クリーニング方法
①超音波機械にアクセサリーがつかるぐらいの量の水を入れます。
②アクセサリーを入れ、超音波機械のスイッチを入れ、汚れを振動で落とします。
③アクセサリーを取り出し、ティッシュ等で水分をふき取ります。
④最後の仕上げにシルバークロスで表面を軽く磨いてクリーニング終了です。
K10,K18アクセサリークリーニング方法
K10、K18素材のアクセサリーはシルバー素材のものより変色もしにくく、マメなお手入れも必要が無いので取り扱いやすい素材の一つです。
けれども、変色が全くないということでもなく、ずっと身に着けていると少しずつ変色していきます。
クリーニング方法や気を付けるポイントはシルバー素材のものと同じなので参考にしてみて下さいね。
ただ、チェーンがシルバー素材のものより華奢なことが多いので、ネックレスなど磨く場合はより注意が必要です。
自宅にあるもので簡単にクリーニングする方法
ここまでクリーニング専用のクリームやクリーナーなどを用いたクリーニング方法をご紹介しましたが家にあるものでクリーニング出来ないの?と思われる方も多いと思います。
シルバーアクセサリーは重曹やお酢、歯磨き粉などご家庭ですぐ用意できるようなもので簡単にクリーニングも出来ます!
また、家庭用中性洗剤を使用すればK10,K18素材のアクセサリーのクリーニングも可能です!
勿論専用のクリーニング用品を使用する方がおすすめですが、揃えるのが大変、、、という方や今すぐ綺麗にしたい!という方は是非参考にして下さい!
ただし、いぶし加工やメッキ加工、天然石を使用したアクセサリーに使用すると劣化してしまう恐れがある為使用しないでくださいね。
重曹でお手入れ
重曹の化学変化を利用し黒ずみを落とす方法からご紹介です。
①熱容器にアルミホイルを敷きます。
②お湯と重曹を容器に入れ混ぜ合わせます。お湯が3に対して重曹は1の割合になるように調節してください。
③そこに汚れたアクセサリーを入れ30分~1時間程度(お湯が冷めるまで)置いておきます。
④その後アクセサリーを取り出して水で洗い、柔らかいクロス(メガネ拭き等)で水分をふき取ったらクリーニング完了です。
お酢でお手入れ
ご家庭に重曹が無い!という方も多いと思います。そこで役立つのがお酢。
酢には汚れを浮かせる働きがある為、皮脂などが付着し汚れたアクセサリーの黒ずみを落とすのに効果的です。
重曹とやり方は大体同じになりますので試してみて下さいね。
①耐熱容器にアルミホイルを敷きます。
②お湯と小さじ1杯程度の酢をを耐熱容器に入れます。
③そこに汚れたアクセサリーを入れ1時間程度放置します。
④水で洗い流しながら歯ブラシなどで磨きます。
⑤最後に水できれいに洗い、柔らかいクロス(メガネ拭き等)で水分をふき取ったらクリーニング完了です。
歯磨き粉でお手入れ
さらにご家庭によくあるもの歯磨き粉でもお手入れすることができます!
ただしスクラブ入りの歯磨き粉を使用するとアクセサリーを傷つけてしまう可能性がある為、スクラブが入っていない歯磨き粉か確認してから使用してくださいね。
①乾いた布に歯磨き粉を適量付けて布になじませます。
②その布でアクセサリーを磨きます。彫りなど細かい部分には歯ブラシを使用するのがおすすめです。
➂最後に水できれいに洗い、柔らかいクロス(メガネ拭き等)で水分をふき取ったらクリーニング完了です。
家庭用中性洗剤でK10、K18をお手入れ
K10、K18をご家庭でお手入れするなら中性洗剤!皮脂汚れや黒ずみを落としてくれます。
①耐熱容器にぬるま湯を入れ、そこに家庭用中性洗剤を少し加えて混ぜます。
②そこにアクセサリーを入れて5分ほど放置します。
➂5分経ったら、アクセサリーを取り出してぬるま湯で濯ぎます。
④柔らかいクロス(メガネ拭き等)で水分をふき取ったらクリーニング完了です。
まとめ
最後までご覧いただき有難うございます!
今回はご自宅でも出来るアクセサリーのクリーニング方法をご紹介しました。
どれもちょっとした時間でできる簡単な方法になりますので、黒ずんでしまったアクセサリーがある方は是非試してみて下さいね。
ライオンハートでご購入頂いた商品は、お近くの店舗に汚れたアクセサリーだけお持ち頂ければいつでも無料でクリーニングを承っておりますので是非ご利用下さい!(オンラインショップでご購入頂いた方も対象です)
遠方にお住まいの方はご配送でも承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
著者:宮森