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ダサいアクセサリーって何だろう。
ダサいアクセサリーとは何か、それを考えるうえで、まずダサいとは何かを考える必要があります。
結論から申し上げると「ダサい」という言葉は、かなり主観的で曖昧な言葉です。
何をダサいと感じるかは、個人の感性や価値観によって異なります。何かに対してダサいと思うときその基準は人によってバラバラです。
また、時代や文化によっても、「ダサい」とされるものが異なる場合があります。
(そもそも、語源すらあまりよくわかってないらしいです。「田舎」を「だしゃ」と呼んだことから派生した説や、「かっこわるいね、だって埼玉だもん!」が省略された説など諸説ありますが、結局のところはっきりしていません。というかなんで埼玉がかっこ悪いんだ、かっこいいでしょ。)
とにかく「ダサい」はかなり曖昧な概念なんです。
例えば私が、周りの9割がダサいと感じるアクセサリーを着けていたとしても、1割の誰かはかっこいいと思ってくれるかもしれないですよね。逆も然りで、多くの人にかっこいいと言われているアクセサリーでも少数のダサいと思っている人はいるでしょう。
だから、アクセサリーを選ぶとき人からの評価を気にするのではなく自分が一番カッコいいと思うアクセサリーを選ぶのが得策です!!
でも、9割に「ダサい」なんて思われた日には正直悲しいです。その日の夜、枕を濡らさなければならない、そして次の朝枕を干さなければならない。
大概の人は私と同じではないでしょうか。どれだけ自分で気に入って持っているものでも、ダサいと言われまくるとさすがに滅入りませんか。実際「ダサい」「ダサくない」の判断基準はなぜかある程度画一化されています。サイズ感がおかしいとか組み合わせがおかしいとか多くの人が「ダサい」と思うものには「あ~、確かに」と思う部分があることは否めません。
今回は、ダサいと言われすぎたらさすがに気が滅入ってしまうような皆さんが枕を濡らさないために、ダサいと思われないためのメンズアクセサリーの着け方について書いていきたいと思います。
最初に話したように、「ダサい」なんて言葉はこの上なく主観的な言葉ですから、私の主観が混じってしまうことは承知の上で読んでください!
ダサいといわせないためのメンズアクセサリー
冒頭で書かせていただいた通り、全員がダサくないと思うメンズアクセサリーはありません。
しかし、ファッションを楽しむために、できるだけかっこいいアクセサリーを着けたいですよね!
経験上、朝家を出るときに自分のお気に入りのリングを指にはめ込むとき15%くらいテンションが上がります。「よし、今日もかっこいいな、イケてるな」そう思えたりします!
だから、ここでは皆さんの気分がいつもより上がるようなかっこいいアクセサリーとその着け方をご紹介させていただきます!
さて、メンズアクセサリーにおいて「ダサい」「かっこいい」の判断基準とはどこにあるのでしょうか。
それはおそらく
・素材感
・デザイン
・ボリューム感
・コーディネート
このあたりになるでしょう。
したがって、ここでは「素材感・デザイン・サイズ感・コーディネート」この四つの項目を軸にかっこいいメンズアクセサリーについて書かせていただきたいと思います。
「素材感」でおすすめするアクセサリー
アクセサリーにおいて素材感という要素は結構重要です。同じデザインのアクセサリーでも使われている素材によって、輝き方や傷つきやすさ、重さなどそのアクセサリーの印象を大きく左右します。
ですから、アクセサリーを選ぶ際は使われている素材や加工のされ方などに目を向けることも大切です。
ぱっと見シルバーでも実際はメッキがかかっているだけかもしれませんし、アクセサリーの素材は見る人が見たら一目で質の良し悪しがわかってしまうものです。ですので、買う前に刻印をしっかり確認することも重要です!
LION HEART-ライオンハート-/ サーフェイスホリデイブレスレット/シルバー925
シルバー×エポキシ樹脂
シルバーのいかついチェーンにバーの表面にはエポキシ樹脂のテクスチャをあしらったブレスレット。
全体的にはシンプルなあしらいですが、「異素材の組み合わせ」というこだわりが光った独創的な素材感がポイント。
滑らかな岩肌のように角が取れた多面体と、ブラックのエポキシ樹脂が引き締まった印象を与え、ゆったりとした大人の休日にピッタリなブレスレット。
チェーンと岩肌のようなバーが細身ながら、しっかりとボリューム感があるため、1本で十分な満足度があります。
また、ブレスレットは普段着けない方からすると、ゴツすぎるものはちょっと…
とついつい小ぶりのものを選びがちですが、全身のコーディネートを考えると小ぶりのブレスレットは着けてるのがほとんどわかりません。だから、ブレスレットは自分が思っているより少し大きめのシルエットのものを選ぶのがオススメです。
サーフェイスホリデイブレスレットは存在感はあっても目立ちすぎないちょうどいい大きさでもあると思います。
「デザイン」でおすすめするアクセサリー
洋服にモードやストリート、ノームコア、アメカジなどのジャンルがあるようにアクセサリーのデザインにもジャンルはあります。洋服でもジャンルをごちゃまぜするのが基本的に否定されているように、アクセサリーにおいても「民族調、ゴシック、ストリート」などのジャンルはできるだけ混ぜないように、統一するのがポイントです。しかし、日によって多少なりともファッションの系統は変化しますよね。
そのため、毎日どんなファッションに合わせても違和感なく着けられるような万能なデザインのアクセサリーを持っていたらかなり重宝します!
LION HEART-ライオンハート-/“リビルド” エンビハーフチェーンリング/シルバー925
個性的だけど合わせやすい
どんな服装にも合うのにしっかり個性が溢れるリング。リングの半分がチェーンになっているデザインの個性的なリング。モードにもストリートにも着けこなせるアイテム。合わせる他のアクセサリーや洋服で異なった表情を見せてくれます。
主役としての個性もしっかり持ち合わせつつ、脇役としても活躍する阿部寛さんみたいなアクセサリーです。
「ボリューム感」でお勧めするアクセサリー
アクセサリーを着けるうえで、大切な要素「ボリューム感」
ボリューム感のあるアクセサリーは全体のコーディネートにおいて存在感を持ち、見る人の受け取る印象を大きく左右する要素になります。ボリューム感のあるアクセサリーはうまく着けこなすとかっこいいですが、その分どうつけるかも大変重要になってきます。逆に小ぶりなアクセサリーはあらゆる服装に合わせやすかったりもしますが、実際物足りなさを感じることも否めません。
そのため日常的に使いやすい、いい具合にボリューム感のあるアクセサリーは重宝します。
LION HEART-ライオンハート-
“ブリージングタイム” ヴァーティカル コンフォートリング/シルバー925
“ブリージングタイム” スクエア コンフォートリング/シルバー925
紳士的な印象を持つ印台リング
印台リングはシンプルなデザインでも「着けてる感」があるので、おすすめのリングです。
印台リングはその名の通り、昔日本の印鑑と同じように、ヨーロッパで身分証明のツールとして使われていました。当時の貴族や王族は印を押しやすい小指に印台リングを着けていました。一回やってみてください、小指が一番他の指に干渉されることなく押印することが出来ます。
こういった背景があり、印台リングは小指に着けるのが一番伝統的な着け方で、紳士的なイメージを演出できます。
今は、小指に着けるサイズ感のもの以外に大きなサイズのものも出回っていますし、小指以外の好きな指にはめるのがスタンダードです。
ちなみに、私は薬指に着けています。これは完全に好みですが、印台リングは上品なイメージがあるので、合わせ付けせずに、片手に一つだけ着けるのもかっこいいかと思っています。そういった場合、リング一つでバランスをとることを考え薬指に着けています。手の指自体小指(外側)から親指(内側)にかけてボリュームが大きくなっていきます。だから、ボリュームの少ない側に少し寄った薬指に印台リングを着けて手全体のバランスをとっています。
オススメするアクセサリーコーディネートの仕方
それでは、次に多くの人にダサいと思われないようにカッコいいメンズアクセサリーの着け方を伝授しましょう。
アクセサリーを着けるうえで一番重要なのはバランス。これに尽きます。
アクセサリーを組み合わせて着けるというということは普段アクセサリーに馴染みのない方からすると結構ハードルが高いかもしれません。どういうのとどういうのをどういう風に合わせたらいいのかわからないですよね。そういった方のために、アクセサリーの組み合わせ方のコツをいくつかご紹介させていただきます!
リングの合わせ着け
私は、特に結婚指輪を着ける左手薬指以外は特にスピリチュアルな意味合いを考えずに、見た目のバランスを考え、リングを着けています。
見た目のバランスを整える方法の一つとしてよく「指を一本空ける」を意識しています。
こういう風に着けてる指・着けてない指を交互にすることで、バランス良く見えるようにしています。
また、リング自体大きいものには小さいものを合わせる、ということを意識すると違和感なくリングを合わせることが出来ます。
右手と左手のバランス
素材を合わせる
アクセサリーは使われている素材を右手・左手で統一させると、コーディネートが引き締まりアクセサリーに慣れている感を出すことが出来ます。
例えば、シルバー・プラチナ・ステンレス・ホワイトゴールドは色味がほとんど同じですが、光度や硬度が違いますので、アクセサリーの輝きや傷の入り方が変わってきます。そのため同色のアクセサリーでも素材を合わせて統一感を出すことは大切です!
あえて「ゴールド×シルバー」のように色味も素材も全然違ったアクセサリーを混ぜ合わすこともオシャレですが、コーディネートが散らかってしまう可能性がありますので注意ですね!
ボリューム感を合わせる
右手の合計のボリュームと左手の合計のボリュームを合わせるという技です。
このようにボリューム感を
左手「ブレスレット+チャンピオンリング+チェーンリング」=右手「腕時計+リング(大)+リング(小)」
といった風に釣り合うように着用することで左右のバランスが取れたコーディネートが出来ます。
そうすることで着けているアイテムの総量は多くても、ゴチャゴチャ感がなくまとまった小綺麗な印象が生まれます!
腕周りと顔回りのバランス
腕周りと首周りの色味(素材)を統一することは結構大切です。
例えば、ゴールドのネックレスに腕周りにシルバーリング・シルバーブレスレットだけを合わせると、ゴールドが悪目立ちしてしまったりしてしまうので、なんとなくいやらしい感じが出てしまいかねないです。
着けこなせてない感がでちゃいますね。
このように、ゴールドのネックレスを着けるときも手元でワンポイント、ゴールドの色味を拾うことで、全体としての統一感が出ます。
ゴールドは特にアクセサリーとして存在感があるので、全体のコーディネートを見たときに浮かないように「ゴールドピアス×ゴールドリング」「ゴールドネックレス×ゴールドブレスレット」みたいな感じで色味をしっかり拾うとまとまりが出てかっこいいです。
なにを主役にするか
アクセサリーのコーディネートにおいて、何を主役にするかということも考えてみるとよりかっこよく着けこなせるのではないでしょうか!
「今日はコイツを目立たせるぞ」とか「コレがお気に入りだから、コレを中心にコーディネートを決めよう」
という意識でアクセサリーを選ぶと自ずと全体としてのバランスも取れてくると思います。
コーディネートの軸となるアクセサリーをまず決めてあげるということもかっこよく着けこなすコツです!
掲載アイテム
今回の記事で掲載したアイテムの一覧になります。
まとめ
いかがでしょうか。
ここではダサいといわれないカッコいいメンズアクセサリーとそれを着けこなす術をご紹介いたしました。
何か少しでも参考になることがあればどんどんご自身のコーディネートに取り入れてください!
また「これが正解!」みたいなものはないので、アクセサリーを楽しみながら皆さん自身のこだわりを見つけていくのもいいかと思います!
ありがとうございました!
文:LION HEART 佐々木大輔