【徹底解説】シルバーアクセサリーのお手入れ方法！アクセサリーアフターケア解説SV925編

シルバーアクセサリーのお手入れについて

シルバーアクセサリーを購入したいけど手入れはどうしたらいいのだろう。買ったシルバーアクセサリーが変色してきたけどどう手入れしたらいいかわからない。

そういったお悩みを抱えている方は多いかと思います。

しかし、実際シルバーはほとんど”錆びる”という事はなく、常温では水や酸素と反応することはありません。

ところが、シルバーアクセサリーは放っておくと徐々に表面が黒ずみ、変色します。

それは、汗や皮脂汚れや空気中の水分に含まれる、硫化水素などに触れ、表面が硫化し、硫化銀が発生することで、表面に被膜ができるからです。

シルバーアクセサリーはしっかり手入れをすると、10年20年使っていただけます。しかし、アクセサリーというのものは必然的に肌に触れる機会が多く、汗や皮脂汚れにより変色を起こしてしまうことがあります。

せっかく買ったけど変色してしまい着けなくなってしまったシルバーアクセサリーがお家に眠っているなんてこともあるかもしれません。

今回はそんなお悩みを解決するため、シルバーアクセサリーのお手入れの仕方をアクセサリーブランドであるLION HEARTが徹底的に解説いたします！

日々のお手入れ

まずは日々のお手入れ方法です。毎日アクセサリーを磨く方は少ないかもしれませんが、日々こまめにお手入れすると変色を防ぎ、シルバー925の輝きを維持することが出来ます。

ここでは、シルバーの加工の違いで分けて説明させていただきます！

いぶしあり

いぶしとはシルバーの地金を硫化させ、黒くする加工のことです。

いぶし加工がされたアクセサリーは、元々のいぶし部分を残してお手入れしましょう。

【手入れ方法】

いぶしがかかっていない部分をセーム革やシルバー専用クロスで拭く。

【ポイント】

・優しくゆっくりと拭く。

・特にネックレスや細身のブレスレットは切れやすいため気をつけましょう。特にマルカンと呼ばれるパーツは布に引っかかり開いてしまうことがあります。

※日々の取り扱い方

・温泉では外しましょう。特に硫黄成分が含まれる天然温泉では、シルバー925が硫黄と化学反応を起こし、表面が硫化してしまうことでアクセサリーが変色してしまいます。

・ネックレス（クリップタイプのブレスレット）はクリップに使われるばねが劣化、破損してしまう可能性がありますので、なるべくお風呂やシャワーの際も外しておきましょう。

・いぶし部分は特に気にならないようであれば磨かないようにしましょう。

いぶしなし

いぶし加工がされてないアクセサリーはいぶしありのものよりは手入れがしやすく、扱いやすいです。

【手入れ方法】

セーム革やシルバー専用クロスで拭く。

【ポイント】

・優しくゆっくりと拭く。

※日々の取り扱い方

コーティング（メッキ）有り

シルバー925に別の色味を足したり、白っぽい輝きを維持するためにあらゆるメッキ加工が施されている場合がございます。

メッキ加工されたアクセサリーの扱い方、手入れの仕方をご紹介いたします。

ロジウム

ロジウムメッキとは、シルバーの色味を維持するために、ロジウムという金属をシルバーの表面にコーティングすることです。

ロジウムメッキは、耐食性が強いため、手入れがほとんどいらない加工になっております。

【手入れ方法】

柔らかい布で軽く拭く。

シルバー専用のクロスは研磨剤が付着している場合があるため、使わないようにしましょう。

【ポイント】

・強く磨くとロジウムメッキが落ち、色落ちを引き起こしてしまいますので、気になる汚れを軽く落とす程度にしましょう。

・表面に傷がつかないように、寝るときは出来るだけ外しましょう。

・ロジウムメッキはシルバー925の変色を防ぎ、光沢感や色味を維持するためのものなので、正直あまり何もしない方が良いかと思います。

ゴールド・ブラックメッキ

ゴールドやブラックのメッキはロジウムメッキと同じように表面に別の金属をコーティングする加工です。

基本的に、ゴールドメッキ等はロジウムメッキより耐食性に欠けるので、特に慎重に手入れしましょう。

【手入れ方法】

柔らかい布で軽く拭く。

シルバー専用のクロスは研磨剤が付着している場合があるため、使わないようにしましょう。

【ポイント】

・ロジウムメッキと同様に、強く磨くとメッキが落ちて、色落ちしてしまいますので本当に軽く拭く程度にしましょう。

・表面に傷がつかないように、寝るときは出来るだけ外しましょう。

石付き

【手入れ方法】

石以外のシルバー925の部分をセーム革やシルバー専用クロスで拭く。

石部分は柔らかい布でやさしく拭く。

【ポイント】

割れやすい石は強く拭かない。

水に弱い石（ターコイズ、ヘマタイト、ハウライトなど）は濡らさないようにしましょう。

艶消し

艶消し（マット）加工されたアクセサリーは研磨剤のついたシルバークロスなどで拭くと艶消し（マット）加工が取れ艶が出てしまいます。

艶消し（マット）加工を落とさず手入れする裏技をご紹介します。

【手入れ方法】

消しゴムで磨く。

市販の消しゴムで、表面をこすります。

そうすると、シルバーの変色した部分がきれいになります！

艶消し（マット）加工のものにはこの方法が特におすすめですが、艶消しでないシルバー素材のものにも普段の手入れとしては十分です！

【ポイント】

ヘアライン加工されたものはその筋に沿って磨くと綺麗に磨けます。